注入部位に炎症・拒絶反応が起こると予見されます。
母娘で来院され、自分(娘さん)の若い細胞を母にあげたいのだけれど…こう質問される方もいます。
親子関係があるといっても、半分は他人(半分は父親)ですので、赤の他人の細胞を注入したと同じで注入部位に、炎症・拒絶反応が持続(数週間~1ヶ月)すると考えられます。
ただし、全ての方に対し、受け入れ検査で、エイズ、肝炎、白血病ウィルスなどのチェックを行っているため、全身的な健康被害はありません。
母娘で来院され、自分(娘さん)の若い細胞を母にあげたいのだけれど…こう質問される方もいます。
親子関係があるといっても、半分は他人(半分は父親)ですので、赤の他人の細胞を注入したと同じで注入部位に、炎症・拒絶反応が持続(数週間~1ヶ月)すると考えられます。
ただし、全ての方に対し、受け入れ検査で、エイズ、肝炎、白血病ウィルスなどのチェックを行っているため、全身的な健康被害はありません。
厳密なID管理や、独立したクリーンベンチレーションで、一人ひとりの細胞を個別に扱っていますので、絶対に他の人の細胞を間違って使うことはありません。
大学などで行っている保管自己血輸血と同じ管理です。
さらに当院が委託している株式会社セルバンクでは、DNAの一致試験を治療前に行っています。
大学でも行っていない遺伝子レベルでのチェックまで行うのは、過剰反応であるという意見もありますが、当院は「人間のやることには、ミスが起こりえる」という前提で、最大限の安全性を追求します。
細胞そのものを取ることは出来ませんので皮ふを採取させて頂きます。
耳の後ろから裏から1mm×3mm程度皮ふを採取させて頂きます。
縫合する必要のない程度の小片です。
また耳の後ろですので、傷は目立ちませんし、当日髪を洗っていただいても差し支えありません。
表面麻酔剤(テープとクリーム)の使用と、肌の再生医療の注入液の中に人体に影響のない麻酔薬を混入(特許取得)させ、痛みの軽減を図っています。
また、注入針は皮膚と平行になるように曲げて使用しますので、針が深く刺入することはありません。
移植中、痛みが強い場合は、麻酔を追加することも可能です。
1回目の移植後、「思ったより痛かった」という場合は、麻酔の浸透時間を長くする事や、歯科医院で使用するような麻酔を行うことを提案させていただいております。
治療の痛みや不安が少しでも軽減するように努めております。またオプションの「水光注射」を使えば痛みが軽減します。
当クリニックの看護師の移植の際の感想をご参考までに掲載いたします。
「表面麻酔が効いているので、針が刺さる痛みはほとんど無いのですが、
細胞がちゃんが移植されるときの、ごくごく短い、ピリッとするような痛み。
でも短すぎて、痛いと感じたときには、もう痛くない。
そして移植されるたびに痛いわけではなく、痛くないときもあります。」
部位によっても、その日の体調によっても痛みの感じ方に違いがあります。
また、ヒアルロン酸注入の経験者からは『肌の再生医療は全く痛くはない』というお声をよく頂いております。
腫れについてですが、残念ながらほとんどの方に認められます。その程度にはもちろん個人差がありますが、平均して1~3日、長い方でも1週間程度です。
あなたご自身の真皮線維芽細胞(肌細胞)の抽出が一旦完了すると、その一部は液体窒素中に永久保存されます。
タイムカプセルのフタを開けるがごとく、数十年前のあなたの真皮線維芽細胞(肌細胞)に会う(使う)ことが出来ます。
採血も基本的に1回だけですが、追加注入などで血液が必要になる場合には、再度採血をさせて頂く場合がございます。
※細胞保存には別途料金がかかります。(プランにより無料保管期間がございます)
血液検査は5分程度、皮ふ採取も5分程度です。
再生された(培養)肌細胞を補充するのも10~20分程度です。
ただ細胞を補充する前に『麻酔テープ:セロハンテープみたいなもの』を30分程度、注入部に貼って頂きます。
こうする事で部位により完全無痛状態になります。
全ての患者様に『麻酔テープ』をお渡しし待合室で貼って待って頂いておりますので、全体としてはこの時間が加算されます。