治療内容について
治療内容については、以下のようになります。
繊維芽による肌再生・脂肪幹細胞による肌再生・関節の再生治療・慢性疼痛による点滴治療、それぞれございますので参考にご覧ください。
①血液検査
(繊維芽による肌再生・脂肪幹細胞による肌再生・関節の再生治療・慢性疼痛による点滴治療、共通)
以下の5項目の血液検査を行います。
(1) TPHA(梅毒)
(2) HBs抗原(B型肝炎)
(3) HCV(C型肝炎)
(4) HIV(エイズ)
(5) HTLV-1(ヒト白血病ウィルス)
②組織採取
繊維芽細胞による肌再生治療の場合
細胞を培養するための皮膚を耳の裏から採取します。麻酔をしますので、ほとんど痛みはありません。また、細胞培養に使用する血液を採取いたします。
採取にかかる時間はおおむね30分~1時間程度です。
※耳の後ろは、普段から紫外線などの影響を受けにくいため、他の部分より肌細胞が若く、肌組織を修復する能力が高い。
脂肪幹細胞による肌再生・関節の再生治療・慢性疼痛による点滴治療の場合
細胞を培養するための脂肪組織を腹部もしくは臀部から採取します。麻酔をしますので、ほとんど痛みはありません。また、細胞培養に使用する血液を採取いたします。
採取にかかる時間は、1時間程度とお考え下さい。
③細胞を培養
(繊維芽による肌再生・脂肪幹細胞による肌再生・関節の再生治療・慢性疼痛による点滴治療、共通)
当クリニックが委託している「特定細胞加工物製造事業者」である株式会社セルバンク[施設番号:FA3150017]の細胞培養センター(CPC)にて専門の技術者が、採取した組織から肌細胞もしくは幹細胞を抽出します。さらにその細胞を約10,000倍に増殖培養します。細胞をお預かりしてから、培養が完了するまでおよそ5週間ほど。専任の培養技師が責任をもって管理いたします。
※移植に使う分以外は、これからのために凍結保存。そして数年後、保管した細胞を再び移植することが可能です。
④細胞の移植
繊維芽による肌再生・脂肪幹細胞による肌再生の場合
培養した肌細胞もしくは幹細胞を、あなたの肌に戻します。移植された細胞が、衰えてしまった肌組織を修復するため働き出します。
細胞の移植には、水光注射による広い範囲の注入と、注射器による局所の注射の2つの方法を用います。
施術時間は、麻酔時間も入れて90分~120分程度をお考え下さい。
1度目の移植を終えてから、2週間~3ヶ月以内に再度同じ施術をします。
2度移植することによって、細胞の定着を高める狙いがあります。
※ダウンタイムには個人差もございますが、約1~3日です。長い方でも1週間くらいとなります。
※移植後、肌細胞があなたの肌に定着し、肌組織を修復するまでおそよ1ヶ月~半年ほどかかります。
関節の再生治療の場合
培養した幹細胞を、患部に直接注射で注入します。
(実際の治療の様子についてはこちらをご参照ください。https://stemcellashiya.jp/treat/osteoarthritis-of-the-knee/)
治療は注射のみで約5分程度で終わります。
その院内にてしばらくお休みいただき経過を観察いたします。
約3ヶ月後に再び細胞を注入します。これを4回繰り返します。
治療効果を感じるのは、症状や人によって変わってきますが、早い人ですと1カ月程度で痛みが和らいだとの声をいただきます。
注入後、1日~3日程度痛みを伴う場合がございますが徐々に引いていきます。
慢性疼痛による点滴治療の場合
培養した幹細胞を点滴にて投与します。
体調に異変がないか等を確認しながらゆっくり時間をかけて投与いたします。
ご予約の際は、約1時間程度のお時間が必要なことをご考慮ください。
1ヶ月~3ヶ月後に再度投与いたします。それを3回繰り返します。
松本クリニックでは、治療効果を鑑み3度の点滴治療を1クールとさせていただいております。
⑤無料検診
(繊維芽による肌再生・脂肪幹細胞による肌再生・関節の再生治療・慢性疼痛による点滴治療、共通)
移植してから数か月後に、検診をお勧めしております。その後の経過について写真や資料を比較しながらご説明いたします。
※こちらの治療は自由診療にあたります。
※料金について詳しくはこちらをご覧ください。〈料金表ページ〉
※再生医療には、一定の副作用がございます。詳しくは副作用とリスクについてのページをご覧ください。